帝王切開と聞いてこんなイメージありませんか?
・縦に真っ直ぐとお腹を切り開く
・麻酔が効かないかも
・麻酔注射が激痛
これ、私が想像していた帝王切開なんですけどね。
でも恐らくは私以外にも似たようなことを想像したり、噂に聞いた方も多いかと思います。
しばふさん
そこで今回は、私と同じように『帝王切開が怖くてたまらない人』に向けて、
私が体験した帝王切開手術についてをまとめました。
目次
帝王切開手術になった理由は?
そもそも私が帝王切開手術になったのは、
予定日を超過して誘発分娩入院をして、子供が早く生まれるようにと誘発剤を投与しても効果がなく、
このまま待っていても自然と生まれることは難しいと判断されたためでした。
ちなみにこの他で帝王切開になるケースが次の通りです。
・逆子
・巨大児
・児頭骨盤不均衡
・前置胎盤
・多胎妊娠
・妊娠高血圧症候群
帝王切開手術の前に行う事は?
はじめて帝王切開手術をするとなると、
帝王切開手術の事で頭がいっぱいで、手術前に行うことを知らない方は多いのではないでしょうか。
しばふさん
ということで、こちらでは手術の前に行っていくことをご紹介します。
手術前には、次のことを行っていきます。
・浣腸
・おへその掃除と手術部位の除毛
・NST
・抗生剤投与
※NSTとはノンストレステストの略。
溶連菌に感染していた私は抗生剤の投与が続いていたので、特に驚きはありませんでしたが、
まさか浣腸をすることになるとは思ってもいなかったのでびっくりしました。
しばふさん
ちなみにおへその掃除と手術部位の除毛に関しては看護婦さんがやってくれますよ。
手術部位は人によって変わるのかもしれませんが、私の場合はへそ下から陰毛にかけて除毛されました。
帝王切開手術はどんなことをする?
こういった疑問に答える形で、実際に行った帝王切開手術について詳細にご説明していきます。
まず第一に、手術室に向かうまでは徒歩でした。
なんなら手術台に乗るのも自力でした。
しばふさん
手術室に入り手術台に乗ると、先生の指示のもと衣類を脱ぎます。
そして大きいお腹ですが出来るだけ膝を抱え込むように体を丸めます。
身体を丸めた状態のまま、麻酔注射を打つために消毒液を背中に塗ることになるのですが、
この時てっきり刺す部分だけにちょいちょいと塗るのかと思いきや背中の全面に塗りたくられ、そこに麻酔を何度か打たれました。
噂ではこの背中に打つ麻酔が半端なく痛いと聞いていたので、ビビりまくっていましたが
私個人の感覚ではちくっと痛む程度で、誘発分娩の時の注射や浣腸の痛みと比べたらかわいいものでした。
それから麻酔を打った後はじーんわりと暖かくなる背中。
そこから麻酔が効いて管をつけられた後は体制を戻し仰向けにされて、自分の前に手術中の光景が見えないようにカーテンが置かれました。
仰向けになって準備が整うと、麻酔科の先生が麻酔の効果を調べます。
その調べ方というのが、普通の氷を手にもって体の色々なところにぴとりぴとりとあてて
先生
先生
という質問形式。
意外と原始的…!
質問形式での麻酔確認が完了すると、いよいよ手術が開始となります。
切るときの痛みは?
いやーーーー!!!怖いですよね!!!!
お腹を切り開くんだもん、絶対痛いよね…。
そう思いますよね、分かります。
しかし実際に体験してみると、麻酔が効いているおかげで痛みは皆無でした。
あんまりにも痛くないものだから、
しばふさん
なんて思っていたんですが、この時すでにお腹を開いた状態だったらしく、
「しばふさんさん、もう生まれるよー!!」
と先生たちから言われアッと言う間に赤ちゃんが誕生したぐらいです。
本当にいつ開けたの?!!!というぐらい感覚がないので、驚きますよ…絶対…。
手術後の痛みは?
麻酔が効いているため手術中は全く痛くありませんでしたが、手術後は流石に痛かったです…。
また麻酔に関しては適宜自分で注入することは出来ますが、
一度注入したら次は~時間後という制約があるのでガンガン使うことも出来ないので要注意。
また麻酔の効果なのか、手術から一時間後に38.6の熱が出て意識朦朧に。
手術後はすぐに今後のことについて看護婦さんから説明があったのですが、
熱で意識が朦朧としていたため全て夫が対応してくれたそうです…(ありがたい)
しばふさん
帝王切開手術で良かったことは?
初産な私にとって帝王切開手術とは痛い・怖いとマイナスなイメージでしたが、
実際に帝王切開手術を体験して良かったと思ったことがあったのでまとめました。
出産時間が短く予定を立てやすい
自然分娩の場合、短時間で生まれる事は稀で殆どの方が何時間、何十時間と陣痛に堪えて出産を行いますよね。
実際に私が誘発分娩入院をしている際、陣痛室で入院状態だったのですが、
出産間近の方が運ばれてくるとそれはもう悲痛な叫びが続いていました…。
しかし帝王切開手術の場合には日付から時間まできっちりと時間が決まっていますし、
時間もおよそ30分程度なので、夫や親族にもこの時間に来てねと予定を言いやすく、
また、夫からしても確実にこの日に仕事を休めば出産に立ち会えるので、気が楽ではないでしょうか。
しばふさん
出産中の痛みが少ない
これが本当に意外すぎた。
麻酔を刺すときは多少痛みはありますが、麻酔が入った後はもう痛みを一切感じることがありません。
帝王切開手術は愛情がない?
帝王切開手術は愛情がない。
自然分娩をしてこそ愛情があるというもの!
稀にこんな人がいますね。
でもね、こんな言葉気にしなくていいんですよ。
帝王切開手術は逃げでもなんでもなく、れっきとした正しい処置方法です。
逆に帝王切開手術をしなければいけないと判断されたんです。
それを自然分娩しろだなんて赤子と母体を危険に晒して最悪死ぬかもしれないけど頑張れって言ってるようなものですよ。
それって無責任ですよね?だからそんなことは気にしなくていいし、気にする価値すらないんです。
これを見ている方は恐らくこの後帝王切開手術を迎えるという方が多いと思います。
大丈夫です、帝王切開手術で生まれようが自然分娩で生まれようが、
あなたがお腹を痛めて、お腹を傷つけて頑張って頑張って産んだ子ですよ!!!
しばふさん
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