こんにちは、しばふさん(@watolog)です!
最近、積極的に育児に参加する男性が増えてきたことで、育児ノイローゼ(産後うつ)になるパパが増えてきました。
2020年8月16日には、父親にも“産後うつ”のリスクがあるとして、厚生労働省は実態調査を行い、支援策を検討することになりました。
参考 父親にも“産後うつ”のリスク 厚労省が実態調査へNHK news我が家も2019年3月に出産し、夫が一か月の育児休暇を取って積極的に育児に参加をしてくれたのですが、
初めての育児に苦戦し育児ノイローゼ気味に。
これはどうしたものかとネットで「夫 ノイローゼ」で検索してみましたが、
妻
といった女性側の体験談しかなく、男性側の意見はほぼ見つかりませんでした。
そこで今回は夫に協力してもらい、積極的に育児に参加していた夫が育児ノイローゼになりかけた時の心境や、乗り越えたときの方法について書いていきたいと思います。
そもそも育児ノイローゼとは
育児ノイローゼとはわかりやすい言葉でいうと育児疲れのことで、
・赤ちゃんが泣いて眠らない
・赤ちゃんが泣き止まない
など育児にかかわるストレスの影響で、精神的に不安定になってしまうことです。
育児ノイローゼがエスカレートしてしまうと、自ら命を絶ってしまったり、子供に手を挙げてしまう場合もあるので、早期発見と対処が重要になってきます。
症状は以下のとおりです
・イライラする。
・わけもなく悲しくなってしまう。
・眠れない。
・やる事はあるはずなのにやる気になれない。
・無気力状態である。
・子供が可愛い思えない。
・自分は良い親ではない。親になるべきではなかった、と自分を責めてしまう。
・子供なんて産まなければよかったと後悔が続く。
夫の育児ノイローゼに気づいた妻の話。
夫
育休が始まって一週間。
生後間もない我が子は夜中に泣きわめくことがあり、
なかなか眠れない私たちは交代で夜中の育児をやっていました。
その日も子供が眠ることなく泣きわめく時間が続いていましたが、夫の言葉に甘えた私はひとり寝室で入眠。
疲れからか目覚めたのは五時間後のことでした。
目覚めると同時に我が子の泣き声に気づき、また泣き出しちゃったのかな?と思い、リビングへと向かうと、
椅子に座り、生後間もない我が子を抱き無表情の夫がいました。
明らかに夫の姿がおかしい。
それがまず一番に思ったことでした。
何よりも私のことを気にかけてくれる夫がこちらを見向きもせず、ただぼんやりと壁を見つめながら泣きわめく赤ん坊の背中をぽんぽんと叩いていたのです。
「夫さん…大丈夫?」
「うん」
「赤ちゃん今起きたの?」
「しばふさんさんが寝た後もずっと泣いてるよ。全く寝ない。」
「え…それ大丈夫じゃなくない?夫さんつらいでしょ」
「……なんていうか、もう子供が嫌になった。」
夫は無表情で言いました。
その時わたしは「これは育児ノイローゼなのでは?」そう思ったのです。
なぜ夫は育児ノイローゼになりかけたのか
その後、育児ノイローゼを重症化させないよう夫婦で試行錯誤したおかげで、
現在は育児ノイローゼを乗り越えて、夫婦で楽しく育児を行っていますが、
それではなぜ育児ノイローゼになりかけたのか、夫に聞いてみました。
理由1:眠れない
眠気があるのに眠れない事も当然ストレスでしたが、疲労を感じている時の理不尽な泣き声と、
抱っこ中に両手が塞がることで「あやす以外に何もできない」状態を、何時間も強いられる拘束状態が特にストレスだと感じました。
理由2:弱音を吐けない
妻は手術後ということもあり私以上に大変な日常生活を送っていました。
そんな妻に対して「眠い」「きつい」などと弱音を吐くことが出来ませんでした。
私は育休を一ヶ月ほど取得していたのですが、
妻をサポートする為に休職しているのに自分が先に弱音を吐いたりギブアップしてはいけないというプレッシャーも関係していたように思います。
理由3:子供中心の生活への変化に対応できなかった
出産前からライフサイクルに子供が影響することは頭で分かっていましたが、
今まで当たり前のようにできていたことができなくなったことによるストレスもノイローゼとなった一因だと思います。
子供が泣いたら食事も睡眠も趣味も中断。
夫
子供の一挙一動に過敏となり神経質になりました。
理由4:子供の行動が読めず振り回された
夫
実際にこの考えは当たっていたのかもしれませんが、
知識不足もあり新生児の行動が読めず、子供からの意味不明なサインに理由を見出そうと必要以上に試行錯誤しました。
考え得る一通りの要求を満たしたのに、まだ泣いている子供に対して日頃味わったことのない理不尽さを感じました。
乗り越えるために試したこと
夫婦で乗り越えるために試したことはこちら。
・睡眠時間の確保
・なるべく買い物などに行かせて、仕事後も一人でいられる時間を作った
・一緒に考える
・話を聞く
・耳栓の購入
産後うつや育児ノイローゼが原因で自ら命を絶ってしまう方は少なくはなく、
自ら命を絶ってしまう方の多くは、弱音を吐き出せず、心の中にため込んでしまう。という話を聞いたので、
なるべく一緒に話しながら一人で育児をすることがないようにしました。
また、夫は頭痛外来にも通った経緯があるほどのひどい頭痛持ちで、特に睡眠時間が足りていないとひどい頭痛を起こしてしまうため、
まずは睡眠時間を確保するために、夜は遅くても0時に寝てもらい、夜泣きと授乳の対応は私に任せてもらうようお願いしました。
しかし、
ふだん耳元で掃除機をかけてもおきない夫が、
産後は赤ちゃんを守らなければという父性(?)からか、
赤ちゃんのちょっとした寝言や泣き声で起きてしまう夫は私以上に眠ることが出来ず、体調不良の日が続くように。
そこで、私から耳栓をプレゼントすること。
あえて私からプレゼントした理由は以下のとおり
・「しばふさんも眠れてないのに」と口癖になっていた夫が耳栓を買うように思えなかった。
・過去に耳栓を使ったが、あまりよくはなかったといっていた夫が買うように思えなかった。
・とにかく寝てほしかった。
しかし、結果的にこの耳栓によって睡眠時間の確保ができました!
→購入した耳栓のレビューをしました
育児リレーの救世主?夜泣きに対抗できるレベルのオススメ耳栓レビュー
乗り越えるには何が効果的だった?
①兎にも角にも睡眠が大事。
睡眠時間が短い、もしくは連続で眠れていない場合は普段より神経質になります。
新生児の子育ては神経質すぎては必ず疲れてしまいますのでまとまった睡眠が必須です。
とはいえ、新生児の世話は寝不足が伴うもの。
いかにして睡眠時間を確保するかパートナー同士で話し合い、連携することが重要だと感じました。
我が家では平日の夜泣きの対応を妻にお願いするかわりに、
土日は妻にゆっくり休んでもらえるよう夜泣きの対応からオムツ替え、沐浴をすべて行うようにしました。
②パートナーとの意見交換
子育て中は、自分vs子供のタイマン勝負に感じることがあるかと思いますが、
夫
子供の要求サインや睡眠導入のツボなどはお互いに共有し合えば効率的に世話ができますし、
子育ての効率化はそのまま睡眠時間や趣味の時間の確保に繋がり、自分たちのバテ対策になります。
③使えるものは使うべし
遠隔監視で子供の睡眠を監視して、趣味に興じられるのは最高のストレス発散です。
それと耳栓を使った睡眠も意外に眠りの質の向上につながります。
といったように、別記事にていくつかレビューをしていますが、子供の見守り用カメラや耳栓などは子育ての効率化に役立ちます。
他人
だとか、
他人
とか、
当事者になってしまえばこれらの意見は言えないほど消耗します。
子供は当然重要ですが、両親の健康も蔑ろにしてはいけないのが子育てだと考えています。
育児リレーの救世主?夜泣きに対抗できるレベルのオススメ耳栓レビュー 【実体験】赤ちゃんを見守る格安のネットワークカメラSZSINOCAMを夫婦レビュー夫から全国の頑張るお父さんへ
生後すぐの子供の成長は本当に早いです。よく観察してください。
ミルクの量にしても数日で必要量が変わります。
即ち、数日前と同じ量のミルクをあげても泣き止まない場合は足りない可能性があります。
このように、新生児の成長は想像以上に早い為、いくら寝かしつけのツボを見つけても数日後にはツボが効かなくなります。
おそらく私を含めた育児初心者のパパは、
子供の成長・変化についていけず、論理的に解決できないことにイライラし、ストレスを溜め込むことになるでしょう。
夫
これらの苦悩を抱えているのであれば、恐らく奥様想いのパパたちだと思います。
きっと奥様もその想いに応えてくれるはずです。
今回、私は育児は二人三脚だということを身を以て知りました。
また、収入がガッツリ減るという考えは捨てて会社の制度は有効活用してください。
月末を跨いで育休を使えば一部保険料が免除になりますので収入は案外減りません。
さらに育児給付金は男でも給与の7割くらいは貰えます。ご安心ください。
生後二か月に突入した我が子は夜0時から7〜10時間は寝るようになりました。
泣く理由もなんとなく分かるようになり、寝かしつけのツボの消滅ペースもだいぶ穏やかになりました。
とにかく2〜3ヶ月耐えれば掴めるはずです。1ヶ月目は洗礼です。
お互い頑張って参りましょう。
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