【実体験】誘発分娩入院から帝王切開手術で子供を産むまでの記録⑤

前回の話を読んでいない方は、【実体験】誘発分娩入院から帝王切開手術で子供を産むまでの記録④を見てください。

四日目

この日は土曜日だったこともあり、夫が8時から病院へとやってきてくれた。

食事を済ませて内診したところ子宮口が5cmに!

これは今日生まれるか?!と思いきや、まだ赤ちゃんが下に降りてきていないので、

先生

あした帝王切開かなぁ

と言われながら誘発剤の投入開始。

しかし、ここで異変が。

 

昨日はあれだけおなかと腰が痛かったのに、今日は全く痛みがない。

何ならお腹が張るという感じも殆どない。

一方でお腹の張りなどを図る機械は過去最古の値を記録。

その値はなんと陣痛時の値を計測しており、ますます困惑する私。

途中、機械の値をどこかで見たのか知った先生二人が慌てた様子でやってきましたが、

・お腹や腰の痛みが全くない

・お腹の張りを殆ど感じない

・破水も来ていない

この三点を伝えると、首を傾げながらも「じゃあ、まだっぽいなぁ」といって部屋から出ていってしまいました。

その後、足湯昇降運動を根気強くやってみましたがやっぱり痛みなどは戻って来ず、

15頃、先生が部屋にやってきて内診を行ったところ進展なしとの結果。

先生は、

・進展なし

・お腹や腰の痛みが全くない

・お腹の張りを殆ど感じない

・破水も来ていない

これらの状況を見て「もう薬の投与はやめましょう」そう言うと、私たちに次の手法を提案しました。

そう、帝王切開手術の打診です。

帝王切開手術の打診

先生の主張は以下のとおり。

・薬の効果が段々と薄くなってきている。

・このまま明日予定している帝王切開手術まで薬を投与し続けて、ぎりぎりまで粘ってもいいが、今の調子を見ていると望みは薄いように感じる

・それと帝王切開手術で使う薬の中に、今使っている誘発剤の薬が入っているので効果が薄まるのであれば一旦中止して明日に備えたほうがいいかもしれない。

明日を過ぎると予定日から二週間超えてしまうため帝王切開手術することは確定だけど、

薬の投与を続けてぎりぎりまで粘ってみるか、薬の投与を今やめるかはあなたに任せます。

とのことでした。

私は

投与をやめて明日に備えます!!!

と即答。

夫にも「良いですか?」と判断を委ねられましたが、夫は「妻がこう言っているので。楽にさせてあげてください」と答えました。

もうね、本当に楽になりたかったんですよ…。

先生はその言葉を受けると、さっそく帝王切開手術の詳細が書かれた紙を渡され帝王切開手術のデメリットを含めた話を始めました。

もちろん最悪の場合のことも。

紙に書かれた内容はこんな感じでした。

帝王切開手術をお受けになる方へ

帝王切開術は経膣的に胎児がうまく娩出されないと判断される場合、

または経膣分娩そのものが母体、もしくは胎児に悪影響をおよぼすと考えられる際に行われる分娩方法です。

 

以下に帝王切開術の適応となる代表的な疾患を記載します。

1.分娩停止

2.児頭骨盤不均衝・回旋異常

3.骨盤位

4.帝王切開の既往

(略)

8.前置胎盤

・麻酔について

・合併症について

・緊急時の輸血について

これらを見て、最悪の場合が頭をよぎりました。

ただ、そのとき先生が

 

先生

しばふさんさん、先生は超がんばるからね。手術が終わったら次はしばふさんさんも頑張ろうね

といってくれたので、ちょっとほっとした覚えがあります。

先生は淡々とこなすわけじゃない。

先生だって私のために頑張ってくれるんだ。

そう思うと私も頑張ろうという気持ちになりました。

その後は当日手術に立ち会う麻酔科の先生からの麻酔の説明と、麻酔同意書への記入。

それと当日立ち会う看護師さんから、手術の流れなどについて説明を受けてその日は終了。

明日はどうなるんだろうと思いつつも、

もう明日生まれるとわかったからかぐっすりと眠ることができました。

次話:【実体験】誘発分娩入院から帝王切開手術で子供を産むまでの記録⑥

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